M邸 増築工事(2016.3~6)

春の彼岸が終わり、桜の開花が待たれる季節に工事が始まりました。この増築工事、意外と難しかったのです。それは、既存の建物が某ハウスメーカーのツーバイ・フォー工法(柱がないパネルで組み上げられた)の家でしたので、既存部と増築部で縁を切るという別棟扱いでの建築確認申請手続きに手間が掛かりました。増築部分は、当然(?)在来軸組工法で建てました。

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(今まで、庭だった場所に増築することに)

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(生コン車やポンプ車が入れない場所でしたので、作業通路を作って人力で生コン打設)

工事の要、建前も隣が遊歩道ということもあり、レッカー車が入れない(届かない)場所を考慮し、大工さんと材木屋さんの人力で行いました。梁など重い材料を揚げるときなど一苦労です。

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(既存の取り合い部を部分的に撤去し、今後の増築部をつなげます)

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(苦も無く、手作業で刻み・加工した材木を寸分の狂いなく組み上げる大工さんの腕前は、スゴイの一言)

ところで、今回の建物ですが、いわゆる屋根がなく、屋根のすべてバルコニーという作り。眺めの良い場所でしたので、お施主様の要望で屋上形式に!このような計画は初めてでしたので、防水面・結露・断熱面・防音性など細部に入念な納まり検討を職人さん等と相談しながら、工夫して作りました。やはり、細部までしっかりやりきることがいい家を作るポイントかと思います。

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(屋上の手すりとなる部分は、強度や高さを重視)

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(屋上の下地には、高断熱のスタイロフォームを隙間なく敷き詰めました)

既存の部分との接続部分が見せ所で、いかに違和感なく合わせられるかなど気をつかいました。特に屋根の取り継ぎ部分は大事ですね。

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(雨どいの位置変更も手間が掛かりました)

というのも、某ハウスメーカーのオリジナル雨どいですので、一般的な既存雨どいが合わず、必要部材をそのハウスメーカーから取り寄せる作業も行いました。工事の方は、内部・外部とも順調に進み、無事工事が完了しました。では、完成後を見てみましょう♪

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(部屋は、大壁ながらフックや物掛け棒など引掛けできるように付長押を入れ、和風的に仕上げました)

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(服などをたくさん入れられる収納が要望でしたので、たっぷり目に)

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(遊歩道に面した外部の雰囲気も良い感じではないでしょうか)

今回の外壁は、金属サイディングの縦貼りとしています。メンテナンスや耐久性・断熱性に優れていますので、新潟の風土には合っています。

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(広いバルコニーは、色々と楽しめそうです。み水勾配はやや強めにし、水下に排水側溝を設けました)

経過を聞くと、屋上は物干しや夕涼み等に快適に使用しているとのこと。もちろん、下の部屋もすごし易いとのこと。このような感じの家は初めてでしたが、上手くいったと思います。

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