■どのようなお困りごとがあって、依頼されましたか?
同じ地域内で、家をつくる設計屋(澁谷さん)がいるということで、お願いしました。
土地を購入してから、他にも建築会社も検討しましたが、うまく折り合いがつかず、振り出しに。しかし、澁谷さんに相談してから、私たちの家づくりに対する考え方やトータルの金額などをまとめていただき、いろいろと要望を叶えてくれました。
■依頼までの流れ、相談内容など
間取りや仕様素材、構造などの作り方は、全てお任せしました。
いくつかご提案していただいた中で、自分たちの要望を入れていく流れでした。(お客様に知り合いに)左官屋さんがいましたので、その方に、基礎工事と塗り壁工事をお願いしました。また、3台分の車庫も別棟で新築をお願いされました。
■お客様の要望に対してのこだわり
全てお任せでしたので、本物の素材を使って住む人にやさしく、さらに長持ちする家にしようと考えました。
お客さんの友人である近所の大工さんに、材料となる木材を墨付けし、手刻みで加工。そして、寸分も狂いなく組み上げた構造材は頑丈そのもの。壁には、断熱材を入れず、竹とヨシで編んだ小舞壁下地に泥を厚く塗って乾燥させる。いわゆる土壁仕様としました。外壁は、今風のサイディングではなく、木板を使ったヨロイ下見板張りとしたことで、呼吸する土壁との相性は非常に良く、湿度が高い梅雨時期や夏時期など、こもった蒸し暑さは、あまり感じることなく快適です。
屋根は、雨が降ったときの水切れが良くなるよう5寸勾配の焼瓦(安田瓦)葺きにしました。どれも工程を見たお客様は、(良い意味で)驚いていました。家自体が呼吸するので、長持ちして当然です。
玄関を入ると、床はヒノキの無垢板で、壁は漆喰で仕上るなど、自然素材をふんだんに使った仕上りにしました。本物の素材でつくった住み心地の良い家が完成しました。
一つでも当てはまりましたら、
どんな些細なことでも
お気軽にご相談ください。