(骨格が組み上がれば、ほぼ完成)
写真にありませんが、この骨格等の加工は、全て大工さんの墨付け&手刻みで行ないました。塀は、風雨にさらされるので、仕口の組み方が通常と逆だったりします。これは、雨水を外に流すという、水切れの良さを考えてのもの。大事なポイントですね。
小柱や土台、桁などは、水気に強いヒノキを使用。土台を受けるコマ板は、栗の木です。塀板は、幅約120mmの杉板ですが、赤太(木目のつんだ杉の芯の部分)を使用。値段は高いのですが、これを用いることで、塗装をしなくてもいいんです。(してもよいですが・・・)数年経つと自然にあせてくると、逆に趣や味をだして、いい感じで住宅部分と庭に馴染んでいきます。
(塀らしくなってきました)
(笠木に板金を巻いて完成です)
(裏側からですが、控え柱をしっかり入れて頑丈そのものですね)
道路を通る方々からも、「立派な塀ですね」と声をかけられ、お客様も満足している様子でした。冬場の冷たい風を防ぎ、防犯も兼ねているので、もっと早くしたかったのかもしれませんね。良い木材を使うことで、あえて塗装をしていませんが、今後の(いい意味での)経年変化が楽しみです。
ん~。木のもつ暖かみや見栄えってすごくイイ!
高そうですが、既製品と比べてもそんなに変わりませんよ(笑)。
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