S邸 新築工事(2014.3~10)
新築2015.01.08
Sさんから家の建て替えを相談されてから数年が経ち、その間、時間をかけながらも家の間取り・寸法・設備など細部にわたりSさんと詰めていきました。そして、満を持して工事をスタート!
まずは解体工事からですが、春の彼岸明けから着手しました。解体も分別していきますので手間と時間がかかります。
(さまざまな思い出もありますが、既存の家を取り壊して更地にしていきます)
(晴天で大安の日に地鎮祭が行われて良かった!)
縄張り、丁張・遣り方出しを行い、家の建てる位置や境界線からの離れなど確認してから基礎工事を始めます。
(基礎工事中は、春の天気の良い時期でしたので作業が順調でしたね)
(今回は、基礎工事のほか土留め工事も行いました)
基礎工事の間、大工さんの作業は、材木の墨付け・加工・木振い(木をどこに・どの面を向けて)など進めていました。
(慣れた手つきで墨付けを行っています)
(手刻みされた材木は、やっぱり美しい!)
いよいよ建前ですが、ここをピシッと組んでこそ大工さんの腕の見せどころ。上棟式もいい日を選んだ工程に♪
(大きい材木をレッカー車と大工さん達が呼吸を合わせて組んでいきます)
建前が終わると屋根工事が始まります。
(屋根材は地場産の安田瓦。今回の現場は、レンガの素焼きっぽい色の瓦で葺いてみました)
これで梅雨時期の雨も大丈夫。
(屋根を下から見上げるとガッチリとした木組みで立派です)
ちなみに今回の材木は、新潟県産の越後杉を使用したので、補助金を申請しました。
(内部の木工事も順調です)
(床暖房パネル敷き込んでいます)
使用した床暖房パネルは、高効率で暖房能力が高く燃費も良いものでした。完成後、Sさんより暖かくて良いとのこと。
(外壁は、金属サイディングの縦張り)
窓上には、やはり霧除け(ひさし)がないと外観も締まりませんね。
工期も進み、外部の工事も並行して行っていきました。
(玄関ポーチのタイル貼り。タイルの割り付けなど熟練さが求められます)
(石貼りやフェンスの取り付けなども)
(外部の塗り壁部分も時期をみて塗り上げました)
内部の塗り壁部分は、漆喰塗りですので左官屋さんでも塗れる職人さんが限られてきます。(それほど難しい!)
(細かい部分も丁寧に)
家具屋さんの作業場では、注文していた戸棚も順調に進んでいました。
(戸棚の下部分ですが、タモ材を使っています)
(木製建具に塗装を塗布)
最後に駐車場のコンクリート舗装。
(秋晴れの良い日でした)
では、完成を見てみましょう!
(居間)
(戸棚)
(階段ホール)
(洗面台)
(外観)
随所にこだわりのある部分が盛り沢山で、全体的に少しモダンな印象かと思います。お客様と時間をかけて作った住み心地の良い家ができました。