弊社では、住む人の立場になって、住み心地がいい家なのか、動きやすい間取りなのか、或いは窓の位置・大きさ・採光・通風条件、天井高さ、建具の位置・素材など細部に渡り、いいかどうかを検討することによって、年数が経っても普遍で満足いただけるお客様へのご提案を常に心がけています。
また、自然条件を生かした間取りや方角なども考慮し、お施主様がベストな状態で安心して暮らせる住まいをご提供いたします。
弊社の家づくりは全てをゼロベースからスタートさせる完全な自由設計です。ゼロスタートだからこそ家を建てる場所の周辺環境に配慮した建築計画や快適な間取りを提案することができます。
一方、一般の工務店やハウスメーカーなどは、現場で使用される図面に詳細が不足していることがよくあります。これは、施工方法を熟知しない専門家や、職人とのコミュニケーションが不足しているためと考えます。その結果、図面の不備が現場で問題を引き起こし、工事の進行や費用に悪影響を及ぼす場合があります。
しかし、一級建築士事務所の弊社は、施工の要点を押さえた図面作成に力を注ぎ、スムーズな工事を実現しています。このことが高い完成度と満足度の高い住宅を実現する秘訣となっています。
床・長押・巾木・窓枠・廻り縁・天井などは無垢材を使用することでグッと家の質があがります。無垢材は湿気の高い時期や乾燥時期により収縮や動きがありますが、クセを読んで極力狂いがないように現場で納めていきます。
また、建具も室内の雰囲気に合わせ、こだわりを詰め込んむこともできます。自然素材は年数が経つごとに本当の良さが味わいとなって出てくることも家づくりの一つの楽しみ方です。
家具も室内に合わせ、オーダーメイドで作ることですぐに壊れることなく、愛着をもって使えます。
建具も外観デザインも職人による手作りが基本です。意匠デザインは、設計屋だからこそよい提案ができると自負しております。
新築を建てる際に耐震性を重視される方というのは、ほとんどではないでしょうか?
このような考えに対し、弊社では「大丈夫です。心配ございません」とお答えしております。それは、必ず建てる場所の条件(地盤面の強さ、風当たり具合、積雪の有無、高低差の有無、日当りなど)を考慮して、
「これだったら大丈夫だ」という建築設計を行っております。根拠となる構造計算は、(外注ではなく)自らが行い、現代の構造基準に適合するようなプランをご提案しております。
さらに、今まで培ってきた経験値も加味し、より安心安全につげていきます。和のつくりでも、洋のつくりでも、安心して快適に生活できることをお約束いたします。耐震診断士でもあり、自ら構造計算ができる強みを生かしていきます。
使用する材木をどこに使うか振り分け、機械ではなく大工がしっかりと、丁寧に、かつ無駄なく、墨付けを行い加工が終わったら、建前まで倉庫の中で養生を行い自然乾燥させておきます。
骨格となる土台・柱・梁などの材木を適材適所に使用し、少し過剰なくらいの木組み設計をおこないます。
大工が木のクセを読んでしっかりと手で刻み、時間を掛け、材木をクサビやセンを使ってがっちりと組上げます。
桧の大黒柱と足固めと土台ががっちりと組み合っています。家の骨格は出来上がってしまうと見えないものですが、ここをしっかりしておくことで丈夫で長持ちします。土台をしっかりすることが30年後も丈夫で強い家をつくるのです。
渡りあごと、硬木の栓でガッチリと組んであるので、地震にもしっかり耐える安心の小屋組み。また勾配のある屋根は、小屋裏空間が広く取れ、夏の暑い空気をこもらないようすることができます。
左官屋が土を塗って押えていきます。下塗り(裏返しとも)・中塗りと順を追って塗り、ヒビが入るまで乾燥させ、最後に仕上げ材を塗っていきますので、日数は掛かりますが、土壁は高温多湿の日本の風土にはピッタリの工法です。
もっとも高温で焼かれた安田瓦は新潟の風土に合ったすばらしい伝統工品です。どんな屋根素材よりも、耐久性と実用性を兼ね備え、家に落ち着きと重厚感がでてきます。焼き瓦は板金屋根と比べ、メンテナンスフリーなことも長所の一つです。
お客様のご要望やご希望をじっくりとお伺いするために、ご相談と打合せを繰り返し、間取り案を設計いたします。
間取りが決定し、本設計をいたします。
打ち合わせ時に多少の変更も可能です。
設計内容が決まりましたら、建設工事にかかる費用を予測し、積算とお見積書の作成をいたします。建築の条件により、内容が異なりますので、書類提出まで約1~2ヶ月ほど、お時間を頂戴しております。
ご提案した設計と見積書の内容にご納得いただけましたら、正式にご契約となります。契約書を締結し、工事から完成までのスケジュールを作成いたします。
安全な建物を建てる際に、法律で義務付けられている、建築基準法や各種条例に違反していないかを確認するための手続きを行います。
確認済証の交付後、新築工事の着工を行います。
計画通り、工事が進んでいるか定期的に施工監理・設計監理を行います。予定工事が終わったら、現場確認を行い、業者から請求書を出してもらいますので、その都度、請求書をお渡しさせていただきます。
完了検査を行政機関と行っていきます。何も問題なければ、「検査済証」の交付をし、正式に完了となります。
引き渡しを行い、正式に完成となります。その際に残りの請求書をお渡しいたします。引っ越しはお客様のタイミングでお願いいたします。
創業からの指針である「自分の目の届く範囲の仕事を、きっちりと丁寧に行っていきたい」という思いから、ご相談を受けての企画立案、実施設計や見積書の作成、金額調整をすべて一人で一貫して行っております。そのため、当事務所では年に2棟の新築を限度とさせていただだいております。
工事には、多くの業者・職方が係わってきますので、どのタイミングで入ればよいか、連絡や調整や仕入れ等を行わないといけません。それだけではなく、描いた図面の細部や納まりは、描いた設計者でないと分からないため、各業者や職方に現場で説明し、理解を深めながら工事を進めていくスタイルをとっております。それゆえに、年に多くの新築を建てる一般的な工務店やハウスメーカーとは違い、細部までこわだわりぬいたお客様の理想の家が完成すると考えております。
「直営」スタイルが基本の澁谷建築相談所ではお客様に各業者と直接やり取り(それほど難しい作業はございません)しますので、非常に透明感のあるお支払いが可能です。イメージとしては問屋・直売所などから直接ものを買う流れと同じになります。家づくりでは、複数の専門業者が工事します。これらの業者の見積り合計に企画・設計・見積り書作成・取極・施工監理などを含み、10~15%の報酬を頂いております。
また、コストダウンのための相見積もりは、お断りしております。
なぜなら、建築業者に対してのコストダウン要求は、お客様と業者の間に誠実な信頼関係が成り立ちにくいことが大きい理由と考えております。当社では限りある予算の中で手間・材料・設備品等のどこに予算を振り分けるかなど、お客様と協議を重ね、じっくり時間を掛けながら、ご希望が叶えられる提案をすることをお約束しております。
10年保障・瑕疵(かし)保障あるのが一般的とされておりますが、元請方式のハウスメーカー・工務店等では数多くの家をつくり、数多くの下請け業者を使いますので、品質のバラつきが多く、クレーム産業と言われるくらいトラブルも多いのが現状です。そのような理由のため、ある年数で区切らないと論争が続き、法律の一つの線引きが10年になっています。
しかし、高い買い物をしているので10年と1日目から“あとは知らない”では、納得がいかないと思います。
請負方式では責任の所在が元請会社なので、元請会社と下請会社との協力関係がうまくいっていない場合は、お客様の要望に対して、協力的なサポートがスムーズにいかない事実があります。「直すまで時間が掛かった。」「めんどくさがられた。」「逃げられた。」など、弊社にご相談されるお客様が、少なくありません。
弊社では、業者・職人の選定に技術力はもちろんですが、どんな時代でも生き残れる「謙虚で誠実な人間性のあふれる」チームワークを組んでおりますので、完成後のサポートもしっかりしています。また、いい意味で最初から、お金をかけた家は、長い目で見ると長持ちして、保全・修繕費がかかりません。結果として保証・サポートはございませんが、20年以上の事業の中、一度もクレームがないことも当相談所の強みです。
一つでも当てはまりましたら、
どんな些細なことでも
お気軽にご相談ください。